中国地区 第7回高校生溶接技術〈圧力容器〉競技会に出場しました

令和4年8月21日(日) 岡山県立東岡山工業高等学校

8月20、21日(土日)に中国地区で行われた第7回高校生溶接技術〈圧力容器〉競技会に岡山県大会を勝ち抜いた3年次生の中嶋礼果さんが出場しました。 この大会は材料の鉄板を溶接して、美しく頑丈な容器を作る競技になります。特に上位入賞するカギとしては圧力をかけても「壊れにくい」容器をいかに作るかが大切になります(過去のブログ参照)。 以下が大会の様子です。

このブースで溶接を行います(右上が溶接機)
バチバチバリリ~~♪
完成! しかし・・・

本校の溶接機と違い、電流の調整が難しく本来の溶接ができなかったようです。材料の溶けや角溶接が上手くいかなかった・・・。

本校初の中国大会出場でした。お疲れ様(^o^)V

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練習で作った圧力容器の試験の様子です。圧力容器に水圧をかけていき、16MPa手前で破裂しました(2分58秒)。真四角だった圧力容器がだんだんと膨張して、素材の黒皮が剥がれていく様子をご覧ください。

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2日間に渡っての大会で蒸し暑い中、東岡山まで通いながら競技に出場するのは大変だったと思います。競技自体はとても落ち着いて取り組めており、作業スピードも速く丁寧にできて良かったのですが、溶接機がいつも使用しているものではなく癖の強いものだったので、電流調整など難しい場面もあり、他の岡山県代表も苦労していたようでした。 完成品は水漏れがあり、残念ながら圧力審査が行われませんでしたが、工業技術科の代表選手が長年競技大会に参加しつつも阻まれてきた中国大会に初めて出場でき、本人も大きな財産になったのではないかと思います。この経験を今後学校生活はもちろんのこと、社会に出たときに活かせれば良いですね。お疲れ様でした。

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