さあ、いざ、全共へ!!! 夜中のサービスエリアでお食事タイム! 到着後すぐに長旅の汚れ落とし。 さっぱりしたところでお食事タイム! なんと、お隣は高知のあか牛さんよろしくね! ふかふか藁ベッドで一休み・・・ と思ったら、鼻紋採取が待っていた! 汚れないように、糞尿を取ります。その名も「うんちラケット」 明日から審査、その前に体尺測定。 いよいよ開幕!開会式へ岡山県団入場。 審査開始!審査員に「いろは」号をしっかりアピール!!! 3分間の取り組み発表に、これまでの練習の成果を出し切ります!!! さあ、運命の等位決定!!! 最初は最後列にすべての牛が並びます。 ゼッケン番号「267」のコールで前列へ移動。 遂に最前列へ!!!やったー!!! 「いろは」号は額章を、生徒達はメダルを胸に会場内を回ります。 岡山県団との記念撮影。 閉会式、全共が幕を閉じました。
コメント 令和4年10月3日(月)、鹿児島県で開催される、第12回全国和牛能力共進会(以下、全共)へ向けて、多くの先生方からご声援をいただき、「いろは」号とともに出発しました。全共は「和牛のオリンピック」とも言われ、5年に一度開催されます。なんと、第1回全共は岡山県で開催されたのですよ! 今回は41道府県から約440頭の牛が出品され、過去最大のものとなりました。 長時間のバスでの移動の後、翌4日、会場へ到着。「いろは」号は元気に鹿児島入りしました。でも、のんびりはしていられません! 鼻紋(人間の指紋と同じで各牛固有のもの。個体識別できます。)採取があり、開会式前日の5日には、体重や体の様々な部位のサイズを測る体尺測定、栄養度調査、リハーサルと続きます。 そして迎えた10月6日、鹿児島全共開会の日です! ところが、朝から「いろは」号は熱を出して獣医さんに注射をしていただくことになり、ハンドラー(牛を連れて出る人のことです。)の生徒も体調を崩しました。アクシデントが続きましたが、15:10からの特別区(高校及び農業大学校)本番に臨みました。この日の審査は個体審査で、審査員が「いろは」号を近くから遠くから見て、体に触ります。取り組み発表では、3分間の発表時間に、この全共への取り組みについてまとめたものを、発表し、これまでの練習成果を出し切りました。 2日後の10月8日、いよいよ特別区の等位決定の日です。特別区出場24校の牛が最後列の第4線に並びます。比較審査が行われ、牛が、第3線、第2線へと引き出されていきます。そして、ついに等位決定の瞬間、ゼッケン番号「267」がコールされ、最前列の第1線へ「いろは」号が引き出されました!!! 優等5席(5位)という成績です。また、取り組み発表は、24校中A評価をいただいた4校の中の1校に選ばれました!!! 「いろは」号は総合4席(4位)となり、「いろは」号は額章を、生徒達5名はメダルを胸に、たくさんの観客・応援団の皆様が見守る中、会場内を回りました。 10月3日に新見を出発して1週間、10月10日(月)全共の幕が降りました。閉会式には岸田首相のご挨拶もあり、5年後に開催される北海道全共に向けて、北海道の鈴木知事からのご挨拶もありました。5年に一度の全共に、3年間しかない高校生として参加できることは、本当に貴重な経験であり、望んでできることではありません。その貴重な経験をした5名の生徒達には、今回の結果は、地域の皆様をはじめとして、様々な立場から多くの方々のご協力とご支援があってのことであるということをしっかりと心に刻んで、これからの高校生活、そして、それに続く人生を歩んでほしいと願ってやみません。 あたたかいご声援をいただきましたこと、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。