高校生溶接技術大会に向けて

12月18日(土)に開催される高校生溶接技術競技大会岡山県大会に向けて、工業技術部の代表選手である2,3年次生2人の練習にも熱が入っています。この大会は材料の鉄板を溶接して、美しく頑丈な容器を作る競技になります。特に上位入賞するカギとしては圧力をかけても「壊れにくい」容器をいかに作るかが大切になります。

これが完成品の圧力容器です。6枚の鉄板と中央上部のソケットを溶接します。時間内に綺麗にそして内部から圧力をかけても壊れにくい容器を目指します。この容器の見た目は綺麗な溶接になっていますね。

大会も間近に迫ってきました。練習にも熱が入っている2人です ガンバレ~( ^o^)ノ

右が内部から圧力をかける前の容器で、左が圧力をかけた容器です。左は大きく変形して膨らんでいるのが分かると思います。溶接が上手くできていると鉄板が圧力に耐えきれずに膨らんでいきます。逆に溶接が下手だと溶接不良箇所から圧力が漏れるので容器も変形しません(圧力の漏れは大会では水を入れて確認します)。 この容器は17.5MPaまで壊れずに耐えました。おかげで鉄板部分は圧力に耐えきれずに大きく膨らんでいます。良い溶接ができている証です。大会もこの調子で作れると良いですね。

練習で完成した容器に圧力をかけていく動画です。

この動画では最終的に14Mpaまで圧力がかかり破裂しました(3分1秒)。わかりにくいかもしれませんが、圧力を上げていくと容器が圧力に耐えきれずに、徐々に膨らんでいく様子をご覧ください。

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