仔牛の耳標装着

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生物生産科1年の総合実習の時間に、仔牛に耳標を装着しました。耳標は牛の両耳についている黄色いタグのことで、専用の道具を使って、ピアスのように耳に穴を開けて装着します。しかし、ピアスのような装飾品ではなく、バーコードと10桁の数字が印字されていて、世界中でこの牛だけがもっている戸籍番号です。

 1年生が耳標装着を見るのも体験するのも初めてのこと、手本を見学した後、5名の生徒が実際に挑戦しました。耳標はどこにつけてもよいわけではなく、耳の血管を避けて適切な位置につけなければなりません。牛も痛いので暴れますし、道具を扱うには結構力も必要です。おっかなびっくり慎重に装着位置を確認しながらの作業でした。お疲れ様でした。これからも畜産に関わるたくさんの作業を体験していきましょう。

トレーサビリティ-のための耳標ですので、焼き肉屋さんで、提供されている牛の耳標番号が表示されていたら、ぜひその番号を検索してみてください。生年月日やどこで飼育され、どのような飼料を食べていたのかを知ることができます。もしかして、本校の牛かもしれませんよ。

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