ET

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『みりや』号へのET  「みりや、お母さんになろうね!」

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受精卵の入った凍結ストローをボンベから取り出して解凍します。

 畜保健衛生所の先生が来られて、『みりや』号にET(受精卵移植)が行われました。新見高校生物生産科では、全国和牛能力共進会に向けて、家保のご協力をいただき、和牛改良のためのETを行っています。

 人々の食料生産の現場である牛舎では、毎日何かが起こっています。

 

※畜産豆知識

①牛の子宮・子宮頸管・卵巣といった生殖器は直腸壁を通して触ることができます。そのため、牛の人工授精(AI)もETも牛の肛門から手を入れて、直腸壁を通じて生殖器を触りながら、膣から入れた器具を操作して行います。

②AI用の精液ストローもET用の受精卵ストローも液体窒素(-196℃)の中で保管されています。

③全国和牛能力共進会とは、5年に1度開催される和牛のオリンピックのことで、次回は平成29年宮城県で開催されます。ちなみに、栄えある第1回全国和牛能力共進会は、昭和41年(1966年)に、ここ岡山県で開催されたのです!

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